
こんにちは!マズヤッテです
愛犬が椎間板ヘルニアの初期症状ってどんな感じなんでしょうか?
夜中に犬が体調不要を起こすとめちゃくちゃ焦ります。
朝まで、あと何時間?動物病院明日やってる? っていうのがぐるぐる頭を回ります。
「ヘルニアとは何か?」という概要やら、予防法ではなく、どちらかというと
飼い主さんの気持ち寄り添って綴りたいと思います。
- 焦りとパニック(飼い主側)
- 診断されるまで
- 治療方法や費用について(椎間板ヘルニア 重度)
- リハビリやマッサージについて
- 椎間板ヘルニア手術後の一ヶ月経過して
- 役に立った物や感じたこと
実は2021年7月末にこんなことがありました。
それは突然起きた。 愛犬の様子がおかしい。突如ふらふら〜っとバランス感覚を失ったように、歩いている。 しまいには、手足の甲が床に擦っている歩き方をし始めた。 次の瞬間っ、手首が曲がりその勢いで一気に体ごと床に倒れた。


(💬飼っている犬種は、トイマンチェスターテリア。描くのがちょい大変だったので、グレーで書きました。すいません)
突然の愛犬の変化にパニックや不安に私が震えました。しかも夜!夜が怖くなりました!
というわけで、この経験から何か共有できることがあればと思い書き残しておきます📝
今まで見たことない症状
幸いにも愛犬の場合は「痛み」がないのか、もがいて苦しむorバタバタする事はなかったです。
でも、何か違和感があるのか首を一定の動かし方を続ける。
(目的を持って視線の方向に振り向くとか、痒いなどの時とは異なり扇風機のように同じ首振り方)
手がかりが欲しくて、早速インターネットであれこれ調べました。かなり焦りました💦



こんな事を調べてました。
- 症状から考えられる病気は?
- 仮に◯◯という病気だったとして緊急性は?
- 症状から治る確率は?
- オンライン診断してくれるようなサービスは?
- 夜間診療やっている動物病院は?(一時的対処的な事しかできないそうだが…)
- もしくは犬の訪問診療のお医者さんは?
急ぎたい気持ちもあるが、「かかりつけの動物病院」に診療してもらうのが一番安心でき信用できる!早く朝になるのを待って、動物病院に連れていきました。
しか〜し
かかりつけの動物病院でのレントゲンでは詳細がわからず。ただ、両手両足が硬直した症状から首の神経に関係している可能性が高いと診断された⇨MRI設備のある動物病院が必要!と言われた。
紹介状書いてもらってが神経専門医がいる大きな動物病院に行くことに。そこで推奨されたのが埼玉県入間市にある埼玉動物医療センターでした。
(Costco入間店から約10分の距離ですが、川越方面からの藤宮道路⇨工業団地入口交差点はかなり渋滞するので注意✍)PS:ちなみに専門科目は、二次診療のみ受け付けているので紹介状必須!
しかしそこでの検査予約が取れたのは、発症してから1週間後が最短でした😨
犬の頚椎 椎間板ヘルニアと診断されるまで
発症してから1週間の間の非常に長く感じました。ちゃんと息してる?どこか痛い? ちょっとの仕草から何か読み取れるものがないかつきっきりでした。本人は自力で起きあがれない、手足硬直のまま
検査予約日までの毎日、私の葛藤、学んだ事も含めて共有していきたいと思います✍
【1週間後の検査予約日までの毎日】
検査予約の日まで地元のかかりつけの動物病院に毎日「点滴」しに通ってました。
家では流動食のような物が良いとの事で獣医さんからいただいた「Tube Diet」という高カロリーがとれる粉を水で溶かした物をあげてました。注射器にそのペーストをいれてあげる。ペロペロ舐めてくれる。
自分でバランスを取ることができないので、お座りさせてもだら〜んと崩れちゃう。
体を起こして、しっかり両手で支える人も必要でした。
獣医さんからは「安静にして下さいね」とのことだったので、愛犬を持ち上げるような回数は減らそうと思いベッドも変えた。安静さを保つためにふわふわよりも平らさに重点おいた。
お盆のような物に載せて移動(点滴通い)できないか?と思い、ケージの底部分にタオルを重ねベッドにした。
※お盆ベッドと呼ぶこととします。 これが非常に役に立った!
家族がリビングいる時は、お盆ベッドごと移動、動物病院に行く時もお盆ベッドに載せたまま車に運び診療台でもお盆ベッドごと載せてました。
犬の椎間板ヘルニアの手術 78時間以内のリミットはどうなるの?
【私の葛藤】
愛犬の容態に変化はないものの、早く検査をして治す方法知りたい! とはいえ、検査予約日は1週間後。
一方で「24時間夜間診療」なら予約なしで見てくれるなら最も早いのではないか?とも思い、かかりつけの動物病院獣医さんに相談してみた。



24時間夜間診療に連れて行っても、緊急性がないと見てくれない場合はほとんどです。
命の危険性がある場合の応急処置をしてくれる場所なので、夜のうちに「MRIで検査してみましょう!」という流れには至らず、かかりつけの動物病院から紹介状もらって予約いれるという流れになる。
診たところ、熱もなく酸素量も安定できていること、また食事や水も飲めることから1週間後の予約まで待つのが良いと思いますよ。



で、で、でも、もし椎間板ヘルニアとかだった場合グレードによっては
48時間〜78時間以内に手術しないとダメ!みたいな事あちこちインターネットで書かれています。だから急ぎたいんです。



腰のヘルニアの場合だったりすると緊急性を要する場合があります。
しかし、その時間目安はあまり重要視されていないんですよ。



そ、そ、そうなの?わ、わかりました。
私が勝手に、色々なネット情報をもとに焦りパニックになってただけかもしれない…
愛犬にこの焦りや葛藤を感じ取られるのは避けたいと思った(犬はそういうの敏感と聞くし)!
メンタル的にも最も不安でつらい状況にあるのは愛犬本人のはず!まずは私が落ち着くこと!に意識するよう気持ちを切り替えた。(メディテーションしたり、元気がでるPodcast聴いたりね)
症状から把握 オンライン診断や訪問ドクターについては?
実は他にもこんな物まで頼ろうとしていました。
「オンライン診療」Justanswerというのをみなさんが聞いたことありますか? LINEのようなチャット機能を使って症状を伝えて、それをもとにドクターが返信してくれるというサービス。
焦りとパニックにあった私は、こっそり「オンライン診療」という物にも500円支払って相談しました。が、翌日には解約しました(爆速) なぜなら、瞬時の回答が来なかったのと、もう朝になっていたのでかかりつけ獣医に行くほうが手っ取り早かったから候補から削除
「往診してくれる動物病院」にも夜中に電話していました。家にまで来てくれるものの応急処置(およそ3万円)をするだけでやはり病院で検査をうけないと診断できないものもあるんですよと言ってた。
冷静に考えれば、あと3時間待って朝一でかかりつけ獣医に行っても然程時間の差がない、それにかかりつけ獣医に相談することが最も安心できると感じ往来診療は削除。
犬の頚椎 椎間板ヘルニア 治療方法は?
MRIの検査の結果「頚椎椎間板ヘルニア」とわかった。
検査写真をみても確かに椎間板が神経をグッと押してしまっている状態。結構重めの症状であることがわかった。特にどこかにぶつけたり、転倒したということも無い、変わった運動もない、なぜ?
しかし、老犬に発症しやすい病気の1つらしく、ヘルニアになりやすい犬種というのもあるらしい。
参考資料記事⇨「椎間板ヘルニアになりやすい犬の一覧(7犬種)」愛犬トイマンも加わっている😰
治療の選択肢は、二択
- 「保存治療」(安静の生活をする)
- 「手術」する
既に13歳の愛犬にとって、手術は負担ではないか?という葛藤もすごくあった。
一方で愛犬の場合は手足が完全に麻痺している状態。
痛みも感じない状態だったことから「保存治療」で期待できない。
一番の励みになったのは「この手術は何回もやっていますし、大丈夫です」という優しい笑顔の先生の自信の言葉にすごく前向きになれました。
神経科の専門医がいる、それに日本では珍しい欧米のリハビリ専門資格を持つ動物理学療法士がいる。 よしっ、手術しよう!愛犬にも気持ちを聞いてみよう!(手術は3日後)



↓↓こんな疑問が頭に浮かびました
・手術にはどれくらい費用がかかるの?
・入院期間はどれくらい?
・リハビリの頻度はどれくらいか?
・手術後の家での生活は?
もともとアニマル保険には入ってないし、動物医療は高額になるのは覚悟していた。
後遺症が残るor車椅子生活になるかもしれないということも覚悟していました。
回答とすると
・手術費用:約50万(ちなみに今回の検査費用とは別途です)
・入院期間:一週間
・リハビリ期間:1〜2週間に1回
・手術後の家での生活:リハビリ専門医の指導のもとマッサージのやり方+運動量判断
💬動物医療は結構高額です💦 とはいえ、動物保険に入っている人は多くない。
イオン銀行の「イオンアシストプラン」などペットを対象としたローンもあることを知っておくと安心ですね♫



リハビリの詳細についてはこちらのおブログへ↓


というわけで、無事手術がおわり、予定よりも早めに退院しました。
ストレスと点滴せいか、あばら骨がはっきりわかるほど痩せてはいたものの元気そうな表情に安心😊
1ヶ月が経過した今思うことは、手術を選択して本当によかったと思う!
既に自分で立ち上がろうとするし、ハーネスをつけて自分の足で歩く事も多くなってきた!
そして、なによりも愛犬のいつもの表情が戻ってきたこと😊
実を言うとリハビリもかねて、四輪の犬用車椅子も購入し準備していたのですが、本人の体力回復の方が早かったです。
頚椎 椎間板ヘルニア体験から感じた役に立った物・感じたこと
最後に役に立ったよ!感じたこと!などを共有していきたいと思います。
突然のことに何も介護グッツもなかったですが、既に家にある物で役に立った物もあります。


・絵① お水を飲ませる時に「注射器」便利でした (自分で立ち上がって水を飲む体力ない)
・絵② お盆ベッドは移動便利でした(乗車、獣医算の診察台など)
(寝返りできるようになってからは、お盆ベッドやめました。 転倒したりするのを避けるため)
・絵③ フェルトのようなやわらかい素材で囲った空間 転倒しても衝撃から守るため
・絵④ ミニクッション 硬直した手足が浮いたままだったのでこれで挟んでました。
ベッドに関しては、状況に応じて調節するのが良いと思いました。
体が思うように動かない段階でのふわふわベッドは体が沈みすぎて逆に疲れてしまうようでした。 タオルを何枚か重ねただけの硬さくらいの方が、動きがとりやすそうでした。
それと、愛犬の体力が回復してくると、徐々に介護が楽になってきます。
寝たきりの時は、二人がかりでした(支える人、食事あげる人)が、愛犬の体力が回復してくると自分でフセしてご飯食べてくれるなど。
なによりも、安心感から睡眠時間(飼い主側)が確保しやすくなりましたっ!
リハビリもそうでしたが、介護も状況に応じて適切な量ややり方があると感じました。
自己判断せず、かかりつけ獣医さんと相談しながら前にすすむことは非常に大事だと思いました。



体力回復するために食事も変えました。
病気の回復にはビーフがいいよ!と聞いていたので、獣医さんもオススメの缶詰にしたり、愛犬が好きなButchも食べてました。


犬の頚椎 椎間板ヘルニア まとめ



それではまとめです。
・犬の「椎間板ヘルニア」は老犬になると発症しやすい病気の1つ
・かかりつけ獣医さんを持つこと(定期的に診てもらっているようなところ)
・自己判断せずにかかりつけ獣医に相談しましょう
・飼い主はパニックや不安になる。が、冷静になることも大事
・リハビリや介護など必要になってくるが、状況に応じる対応がある