
こんにちは マズヤッテです
実はちょうどいいのがあります😊
先日とあるきっかけで、ウィスコンシン州に住む大学時代ルームメイトの息子さん(小学生)から
突然「学校の宿題で手伝って欲しい!」と手紙がきたんです❗❗
わざわざAirMailで送るほどのことだから日本についての課題だろうか?と思っていた。
(海外の方ってSamuraiとか、Ninja好きですよね〜😂 それ系統かな〜と思っていた。)


【封筒の中身】
・宿題についての説明や注意点
・レポート用紙(なにか私が記入しなきゃならないものらしい)
・男の子が描かれた紙の切り抜き



なぜ?私が?宿題代行か?説得訓練か?
…など不思議に思いながらこのプロジェクトの背景を調べてみた。
どうやらこいつの名前はStanley(スタンレー)という名前らしい。
平らという意味でフラットのスタンレー =フラットスタンレーというのがこの絵本の英語名なんです。
この子を使って私が何をするか?というと、この子と一緒にあちこち連れて行ってあげなければならないらしい!


というわけで、小学生の宿題を対応するにあたってこんな疑問とミッションが浮かびました。
どうすりゃいいの?これ
- まずこの絵本(フラットスタンレー)ってどういう話なの?
- 宿題の目的を知りたい!
- 依頼を受けた人(今回の私みたく)は何をしてあげればいいの?
- 行動が必要になる(やばい、どこかに連れて行ってあげなきゃ!)
- 訪問先など詳細書いて親元に戻してあげなきゃ!
ではさっそくいってみましょう😊
アメリカ絵本で人気の「フラットスタンレー」とは?
Jeff Brownさんという方が書いたアメリカ絵本ではとても有名。結構いいストーリーなんですよ😊
シンプルだけど物語に出てくるスタンレーの体験を通じて家族関係,友達との付き合い,自分の在り方,夢を持つこと…など伝えている物語です。



英語も難しくないので是非英語版でも読んでみて!絵本の英語のタイトルは:フラットスタンレー(日本語では、ぺちゃんこスタンレー) ※物があたりの始まりはちょっと残酷にも感じた💦


絵本のあらすじ ※ネタバレになっちゃいますが…
物語のスタートはこんな感じです
ある日の朝事件は起きた。 なかなか起きてこない兄を心配して、様子を見に行った弟が見たのは、壁から落ちたボードで下敷きになってしまった兄スタンレー!紙のようにぺちゃんこなってしまったのです。 家族は心配して大至急兄スタンレーを医者に連れて行くが医者からは特に問題ないとつげられ、普通に生活をする。ぺちゃんこになってしまった特徴を活かし、スタンレーの話が始まるわけです。
その後のざっくりとした話の流れ✍ こちらにまとめておきます。
ご興味あれば↓を広げてご覧ください
フラットスタンレー物語 なぜ旅するの?
- 兄スタンレーはカリフォルニアに引っ越した友人Thomas(トーマス)のところに遊びに行きたいと親に相談する。
- しかし飛行機代を考えるとお金もかかってしまいどうするか悩む。そこで思いついたのが!
- 薄っぺらになったスタンレーを封筒にいれて送っちゃえ!という発想。
- 封筒にスタンレーと食料もつめ、友人トーマスのところに郵便で送る。
- 無事トーマスのところに到着した兄スタンレーは現地での観光を共に楽しみ、また郵便で実家に戻る
- スタンレーがこの旅で経験したこと、見たことを家族に聞かせるという話。
アメリカ 絵本から行うプロジェクトとは?
学校で絵本を読んでおしまい!ではないんです😂
ここからがアメリカ小学生のプロジェクトの始まりで、実際に自分のスタンレーを紙で作って、スタンレーに旅行してもらいます。 それがフラットスタンレープロジェクト!
流れはこんな感じになる (赤枠の部分が私が対応する部分😂)


アメリカから来たスタンレーと過ごす
さっそくぺちゃんこになったスタンレーと一緒にあちこち出かけ始めた。
(ぺちゃんこなので本などに挟んで移動してました)
行先で見つけた物珍しい小物を一緒に送ってあげるなどすると、スタンレーの訪問した場所や思い出も一緒に添えてあげるとスタンレーが実家に戻ったときに家族と共有しやすい!とのことで
スーパーでもらったレシートや居酒屋の割引券なんかも取っておきました😂



というわけで、仕事に忙しくあまり観光地を案内できなかった私は、取り急ぎスタンレーを連れて職場案内したり😂、会議に参加させたり、ランチは中華レストランに連れて行ったりしましたよ。
出来るかぎり、スタンレーが写るように訪問先の写真を撮って記録として残します。


←こんな感じに写真を撮る♪
アメリカから来たスタンレーを送り返す
日本にスタンレーが滞在していたのは、1週間ほど。
早く親元(?)に戻してあげなきゃ!と思って対応し、レポートも書き添えてウィスコンシン州に返送♪
その後クラスで、日本に来たフラットスタンレーが最も遠い場所に旅したことと、訪問した場所の紹介などを発表し無事プロジェクトは完了したようです😊 よかった♪
アメリカの小学生のプロジェクト、かわいいですね♪


アメリカ大統領のところまで旅したスタンレーの話
ちょっと余談にはなりますが、アメリカの小学生なら誰もが体験するらしいスタンレープロジェクト。
小学生の中には、友達や友人だけでなく親戚や知り合いの弁護士さんお医者さんに送る人もいるようです。
もっとインパクトあったのが、オバマ前大統領のところに行ったスタンレー。
な、なんと、オバマ前大統領からのレポートも添えてちゃんと戻ってきたというお話もあります。
(BBCの英語記事です→こちら)
実はホワイトハウスのところに訪問するスタンレーは結構いるようなので、大統領もスタンレーも大忙し!ぺちゃんこだとホワイトハウスにまで行けちゃうってことですかね!
アメリカの絵本を用いた英語学習について
語学を勉強するということは、その文化も同時に吸収するようにしましょう。
それには絵本がすごくおススメです。
絵がついている分、日本語の意味はわからないけど、なんとなく文章の前後から単語の意味を推測できるっていうのが大事なの!(考えるでしょ?これがいいのよ。すぐに意味がわかっちゃうより)
実際単語を聴いたり見かける際、頭のなかでその絵本の場面が出てきます。「あ!あの時の単語だ!」
現地の子どもが単語を学ぶときと同じサイクルを踏むことができます。
(現地に暮らしていれば読書以外に聞いたり、話したり、書いたりという機会が多い分単語とのふれあいはもっと多いですね)
また、英語の勉強っていうだけでなく「絵本が描かれた文化や歴史背景」といったことも学べるんですね。


アメリカのおすすめ絵本 ぺちゃんこスタンレー まとめ



それではまとめです
- アメリカで人気の絵本「フラットスタンレー」というものがある
- 絵本の通り、送られてきた側はスタンレーとあちこちでかけ記録し返送
- 小学生のプロジェクトとしても利用され、多くのことを学ぶきっかけになっている
- 英語絵本のおすすめは、英語の意味がわからなくても意味を予測しながら単語が学べる