
こんにちは!マズヤッテです!
今日は、負荷にまつわるお話です。
朝公園を散歩していると、太極拳をなさっている方がいらっしゃいました。
みなさんもご存知かもしれませんが、太極拳ってスローモーションの芸をみているような感じの運動です。
「ゆっくり」動くには疲れがなさそうに見えますが、実は結構大変なんです。
普段運動をしている私ですが凄く疲れました。 (遅筋と体幹を鍛えるには良さそう💡)
余談ですが、ご興味ある方はぜひ、こちらの太極拳You Tubeでトライしてみて↓↓
さて、本題は太極拳ではなく「ゆっくりさは結構たいへんだなー」と感じたとことをきっかけに思ったことがあります。「学びも速さがある方が負荷がかからない!」ということ。

速さがある学び?
ゆっくりすぎると、全体がつかめないんですよね。
写真を撮るかのように、短期間で記憶におさめる感じです。
記憶しやすいのはどちらの速さだろうか?

例えば、「カエルの歌」の歌詞を全部暗記して書き出してください!という課題があったとします。
既に「カエルの歌」のリズムを知っている人は、1文字1文字歌詞を覚えようとしなくてもざっくりとしたリズムを知っているので、歌いながら「カエルの歌」の歌詞を紙に書き出すと思います。
一方で、「カエルの歌」を1度も聴いたこと無い人にとっては、おそらく必死に暗記することとなる。
このように、歌詞を完璧に覚えていない箇所があったとしても全体の流れをヒントに歌詞をあてはめていくことができます。
また、別の例ですと、掛け算の九九もそうですよね。
メロディーはなくても、テンポある語呂が頭に根強く残ってますよね、覚えたのは小学校の頃だったしても。 (※ちなみにアメリカの九九は、そのまま “two times three equal six” って感じです ^^;)
テンポ、リズムというのは、Inputとoutputにも定着の速さを与えてくれるってこととなります。
言語習得の速さはテンポとリズムに関係する

アメリカでホームステイしている頃、そこの娘さん2人(9際と5歳)に日本語の簡単な単語を教える機会がありました。
普段目にする物を日本語で教える程度のものでした。
「ごはん」「おさら」「たまご」 など、食卓で話しながら単語を覚えるのを楽しんでいました。
とある時こんなことを言ってました。
「日本語は全部同じアクセントなの?聞き分けるのが大変ね」って事を言ってました。
そうか!英語は単語にはアクセント、文章にはイントネーションの強弱があるように、ちょっとした音楽チックなところがあるのが英語ですよね。
母国語であると、気づかなくても外国の方から見ると、音のリズムや変化があまりない日本語という意味でもハードルが高く感じるんでしょうね。
読書速度も大切だろうか?

テレビや動画学習は、一方的なスピードで進みますよね。(多少速度を変更できるが)
一方で、本から学ぶ場合は自分の読むスピードによっても進むスピードは変わってきます。

学ぶ君は、読むのは早い方?遅い方?

僕は、物にも寄ります。
でも、把握している物や、ストーリーに夢中になっていると
スピード感が出ています。
確かに、自分が少しでも知っている分野では、1語1語読まなくても、行ごと、段落ごとに文字を拾うと「あ〜、あれね、うんうん、わかるわかる」という具合に進みますよね。
それは、事前に知識があるから言えることであって、何か新しいことを学ぶ時もスピード感があるほうが負荷がかからないんです。

速読しましょう!ってことですか?
速読のように、速く読むことが目的じゃなく、全体像を早く掴むこと。
だって、本を速く読み切るだけで、なにも頭に残ってなかったら意味がないでしょ。

読まないと、理解できないし、
理解できないと、学べないし。

音楽でも、超スローに聴いて何の曲でしょう?と言われて
把握できないこともあるように、「ゆっくり」であること
よりも「スピード」がある方が定着することもある。
スピードは目的による 旅の感覚vsスケッチ感覚

じっくり楽しみたい読書の時もありますよね。
例えば小説を読んでいる時なんかは、言葉の言い回しや表現1つ1つを楽しむ!という楽しみはあたかも旅先で見たり、触れたりする新鮮味を楽しむ感じと似ています。
一方で企画書やビジネス書籍の場合は、全体像を描き、細かい部分を読んでいく感じ。
それはあたかも美術のクラスでササッとスケッチをするような感じ。
対象物に対してあまりにも近距離すぎると全体像がつかめないように、読書でも1文字1文字じっくり読んでいると全体像を捉えるのが難しいです。
本の内容は「こんな感じで、構造はこうである!」というざっくりとした設計図が頭の中に描ける速度です。
読書の速度をあげる方法
最初の構造づくりはスピード感をもってイメージを描きます。
そのためには、1ページ目から文字1つ1つ読みすすめずに、目次だけで大体のイメージ構造を作れます。
ある程度の全貌がつかめたら、章の最初の部分や馴染みない部分についておさらいする感覚に読み進めることで具体的な輪郭ができます。
「カエルの歌」の歌詞の例とおなじ用に、1文字1文字進めるよりも全体像を掴んで、忘れがちになっている部分を補うように解読すれば負荷がかからない感覚と同じです。
まとめ

それでは、まとめです。