
こんにちは!マズヤッテです
アメリカ現地の大学に在学中の友人とこんな話をしました。
色々なクラスをとっているうちに、気になる学問分野に出会ったんだけど、在学中の大学ではその分野の専攻がない。興味がない専攻でもいいから、とりあえず卒業をめざすのがいいのかな〜?



アメリカではよくあることです。
なんせ、学べる学問の種類がめちゃくちゃ多い!
答えは簡単です!「編入すればいいんです」
私も都合により途中から編入学しました。
とても環境はよかったですよ。ただ途中帰国することになって、米国に戻ることが困難になった。
日本にいながらオンラインで授業うける。
という感じに、アメリカでは4大→4大の編入も一般的にあります。
お引越しのような感覚なので、そこまでおおげさな事ではないですよ😊計画性は必要ですが…
こんな悩みの方に向けて解説していきますね♪
- 留学先の大学に入ってみたもののちょっと田舎過ぎたどうしよう
- ゆるすぎる、もうちょっとハードな環境で挑戦してみたい
- 大学の環境は良いのですが日本人留学生が多すぎて英語勉強ならないどうしよう
- 勉強したい分野がわかったが、自分の大学にはその専攻がない
- 経済的な負担が大きい。学校の変更も考えたい
- 日本で大学中退したが、もう一度大学に戻って勉強したい
- 仕事をしながらオンラインで(学びたい学位を取得するor単位のみを取得したい)
など人それぞれ思いはあると思います。
そこで、海外の大学に編入することも視野にいれながら考えてみましょう♫
海外の大学 編入制度を理解しよう!
結論から言うと「編入」(transfer)はすごく一般的です。
つまり、入学した大学=卒業する大学とも限らない。 それでOKです。
【編入って誰ができるの?】
- 留学生でも編入可能
- 編入手続きするタイミング自分次第(〇単位以上じゃないといけないというルールない)
- 社会人学生でも可能
- 一旦中退したが、社会人になってから再度大学で学びたい!
- 入学した大学とは別の大学で再復帰したい



全部ありですよ!大丈夫
ちょっと余談ですが、アメリカの大学に「中退」という概念がないのでいつでも復活可能ですよ。
極端に言うと、卒業までの履修数(おおよそ120単位)に対して残りを続けてやればOKです。
もちろん、州ごと、学校によって、必須条件の単位というものがあり、編入することによって追加履修しなければならなかったり、履修してあったが単位が認められなかったというデメリットもあります。
海外大学の編入のパターンは色々
結論からいうと、パターンは様々です。 どれもOKです。
- パターン①: 短大⇒短大
- パターン②: 短大⇒4大
- パターン③: 4大⇒4大
- パターン④: 4大 ⇒短大
※4大でも準学士号取得(短大卒でもらえる)できますが経済的に4大のほうが学費が高いです。
(📝現地アメリカの方で地元の州であれば、どちらにしろ低価格なのですが、留学生の場合は、州立大学であろうと、私学であろうとout-of-state tuitoun(州外学費)になるので高い💢)
大学の編入と単位移行の違い
英語だと「Transfer」という言葉を使うのですが(例 A→Bにうつすこと)
日本語だと2つ「編入」と「移行」という言い方がどちらの言い方もあるのですが、一応解説しておきます。
編入というのは、学校ごと変更して学業を継続する。A大学→B大学に籍を移動して学ぶこと。
単位移行というのは、在籍している学校のまま他校や認定テストで取得した単位だけを移動する


アメリカの大学では、「編入」も「移行」も一般的にありますよ😊



アメリカの大学では、「編入」も「単位移行」もすごく一般的です。
※国民的に引越しも多いですしね。
でも、どんな時に発生するの?と疑問にと思う方もいらっしゃると思うので、「編入する理由」について次は語っていきたいと思います。
海外の大学生 どういう理由で編入するの?
理由もさまざまです。
日本の大学と違って「〇〇学部」に入学と決めてから入学するわけではないので、編入は身近な選択肢です。ザックリと例をあげると
- 専門性を絞るため
- 環境の適正
- 経済的な理由
もう少し具体的なパターンをもとに解説していきますね😊
編入によって専門性を深める為
例えば、入学した学校でBusiness Administration(ビジネス)に興味を持ち授業を受け始めた。
この先の大学生活でBusinessの経営ノウハウを広く浅く学ぶことよりMarketingに絞ったビジネスを学びたいと気づいた。更に絞るとIT Marketingという学問があることを知り、これを専門に勉強したいが、自分の大学には専攻がないため編入学を検討した。
上記のようなパターンもあるでしょう。
特に、高校を卒業して大学に入学する時点では何を専攻にすればいいのかわからない人も少なくないです。
そこでBasics(一般教養)のクラスを履修しながら、興味深い学問に出会うってこともあります。
編入して環境を変えるため
例えば、入学した学校では思ったよりも日本人学生が多いために日本人学生とのつきあいが多く勉強や英語に集中できない。田舎でも良いから日本人が少ない場所で学業に専念したい。
日本人に限らず、思っていたよりも◯◯だったということはあります。
(田舎であっても、近くに日本の学校のアメリカ校があったり、TOYOTAなどの日本企業があると日本人との関わりが高くなる可能性もあります✍)
経済的な理由で編入
例えば、このまま大学生活を続けていくと経済的な負担が大きいので別の学校を探したい。



これが理由で日本に帰国し働くことにしました。
海外の学校に行くってことは、アルバイトができないんです。(キャンパス内の仕事について) 学生ビザ(F-1 Visa)で渡米しているかぎり、勉強に専念しなきゃならないんですね。
(学生Visaに関する規則については→こちら)
・一旦帰国して経済的余裕ができてからまだ戻る
・日本で学業進める
・奨学金もらえる大学探す
・安い大学探す
など色々な方法はあると思いますが、学ぶことに制限時間はないのだから焦らずに自分にとって何がベストか?を考えましょうね。
日本でいうところの「新卒」という概念はアメリカにはないです。
クラスメイトには高齢の方や主婦、ビジネスマンとなどいらっしゃるくらいですよ♪
(正直その方がいろんな世代の考えや捉え方が聞けて学べることが多いです)


編入すると学年や入学金などはどうなるの?
そもそもアメリカの大学は「学年制」ではなく「単位制」なので大学生活2年目だからといって4大卒業まであと残り2年!ではないので注意!
必要な単位数履修さえすれば3年で卒業ってこともありえます。
編入するとどんなリスクがあるのか?
冒頭でも少しお話しましたが、編入することによるデメリットというのもあります。
例えば、卒業するまでに時間がかかってしまうなど…
理由からすると、A大学で取得した単位が編入先の学校では認めてくれない場合があるから。
ただ、同じ州内の大学だとほぼ全部移行できる確率高いです。
大事なのはどれだけ単位が移行できたか(数)?よりも、編入先の大学で卒業までに必要な単位として必要な単位カテゴリーとしてカウントされているかです。
ん?どういうこと?
こちらのブログに、アメリカの大学の単位の仕組みについて解説しているので、どうぞご参考に♪


例えば、入学した学校がミッションスクールだったりすると宗教学の授業があったり、卒業に必須とされているコースがあります。
一方で編入先の学校では、同じ州内の大学(学校特有の必須科目のため)編入先の大学では必須科目単位としてカウントされない場合がある。



編入の可能性がある場合は、できる限り一般教養など、どの大学でも
履修必須なものから単位取得していくのが無難ですね。
前の学校で必須で履修したもの | 移行可能性 | 編入先 |
Calculus | 〇 | 一般教養としてカウント |
English101 | 〇 | 一般教養としてカウント |
American Government | 〇 | 一般教養としてカウント |
History of the Bible | △ | 選択科目としてカウント もしくはカウントされない |
ESL | X | 卒業に必須コースではない |
Writing | △ | 選択科目としてカウント もしくはカウントされない |
Business 221 | 〇 | 専攻分野としてカウント |
履修すべきカテゴリーには(一般教養、専攻分野、選択科目)といった物があって、バランス良く履修する必要があります。
編入先でどうカウントされるかは事前にはわからないので編入するリスクもある。なぜなら、せっかく頑張ったのに編入先では全部Electivesになっちゃった!っていうケースだと痛いですよね。


編入によって入学金や奨学金はどうなるの?
結論から言うと、入学金という概念がないです。
入学事務手数料として$50~100かかる程度で日本の大学のように入学金として支払う〇〇万円~〇〇百万円という異常さはアメリカにないです。
金銭的な無駄になってしまう点とすれば奨学金です。
もし、在学中の大学から何かしらの奨学金が付与されている場合は、その大学のみ有効です。
ということから、別に勉強したいことが見つかった!としても奨学金があるから、編入せずに頑張るって人もいるでしょう。
編入を考えている場合何からすればよいか?
編入を視野にいれたいのなら、まず編入先の大学を探し編入学について情報を収集しましょう。
編入先大学のホームページのAdmissions関連に情報がまとまっていると思います。編入生であればTransfer Studentsというような項目があればピッタリです。
(新規大学生と他校編入生とでは揃える書類が異なってきます)
また、在学中の大学での成績表を作ってもらって編入先の大学に直接送って貰う必要があります。なので、Admissionsオフィスの人にOfficial Transcript(正式な成績証明書:封印されている状態)の依頼をするなど準備が必要ですね。
編入手続きにはそれなりに準備が必要なので、頭に覚えやすいように5W1Hを意識しながら準備しましょうね♪♪
5W1H使ってサクサクっと収集しましょう
- Which (どのテストスコアなどが必要か?)
- When(いつまでに準備するのか?◯月スタートに加わるには)
- What(提出書類は何か?いつまでに?)
- How (どういった形式で、いくつ?)
- Who (誰あてに?)
編入に必要な提出資料は学校によって違う。EssayやTranscript(成績証明書)やTOEFLスコアなど準備が必要な場合もあるので、うっすらとでも編入が気になったら情報収集を急ぎましょう。
多くのアメリカの大学の場合2学期生なので、秋学期、春学期どちらかのタイミングでスタートする感じになるでしょう。もし、次の学期間に合わあいそうになかったら、翌々学期としてApplyすればOKです。


海外の大学編入 まとめ



まとめです
- アメリカの大学ではTransferすることはよくある。
- Transfer 編入(学校が変わる)場合もあれば、移行(単位の移行)もある
- 編入することで新たな環境や学びたい専攻にフォーカスすることができる
- 編入することでデメリットもある
- 編入手続きに必要な書類等の準備をする(編入先大学ホームページ参照する)